狗賓童子の島
狗賓童子の島 飯嶋和一
飯嶋和一の「狗賓童子の島」が連載されているので「STORY BOX」を購入。飯嶋和一らしく無能な武士階級と腐敗が描かれそれが今現在の市民に対する作者の檄でもあるようでまさに飯嶋節全開。できる事なら一気に読みたい。飯嶋和一ファンなら超オススメ。森見登美彦の「夜行」もまた良し。
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狗賓童子の島 飯嶋和一
飯嶋和一の「狗賓童子の島」が連載されているので「STORY BOX」を購入。飯嶋和一らしく無能な武士階級と腐敗が描かれそれが今現在の市民に対する作者の檄でもあるようでまさに飯嶋節全開。できる事なら一気に読みたい。飯嶋和一ファンなら超オススメ。森見登美彦の「夜行」もまた良し。
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汝ふたたび故郷へ帰れず 飯嶋和一
怒涛の飯嶋和一作品月間が終わってしまった。この作品はまさにブレイク前夜と言うところでそれでもボクシングにはあまり詳しくない自分にも映像のように情景が浮かんできてストレートなケレンのないいい作品だった。以前鹿児島に住んでいて奄美大島や種子島には何度か行ったことがあったが、宝島については全く知らず勝手に奄美の情景を浮かべながら読みつつ相変わらず行っておけばよかったといまさらながら後悔。しかし飯嶋和一の新作があと何年かは読むことは出来ないと思われるのがなにかガックリするものがあり、とくに「神無き月十番目の夜」がここ何年かの自分にとってベストワンではないかと思えるほどの衝撃だったので、次に読むのが例の佐藤正午になりそうな感じだがはたして面白く思えるのだろうか心配だ。
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神無き月十番目の夜 飯嶋和一
すごい小説に出会ってしまった。まさに圧倒されると表現するしかない素晴らしい小説でまだ余韻が残っているようなこんな気分になるのは珍しい。序章で結末が提示されているので読み進めるのが息苦しい感じすら有りながらもグイグイ読ませるしエンターテイメント小説としても本当に面白かった。内容は悲惨で救いが無いのだが、この作者の小説に流れる自由と誇りというテーマーはいつもながら心を奮い立たせるものがあり、「蟹工船」なんぞ読むくらいなら飯嶋和一を読めと言いたい。という自分も今年の今月まで飯嶋和一を知らなかったのはまさに不覚でこの小説ももっと早く読んでいたかったし他の多くの人にも読んでいただきたい。未読なのは残りあと一冊しかなくしかも現代小説なんだが新作が待ち遠しい作家がまた増えてしまった。でもまた3年後ぐらいだろうか。
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雷電本紀 飯嶋和一
十分楽しめた小説でした。武士は徹底的にこきおろしそして女性をほとんど登場させないというのがどうもこの作者の特徴のようで、あの有名な鬼平がほんの1,2行だけでその上悪意のある書き方で表現されているのはまあ徹底しているよなあ。それはそれでいいんだが、実力のある作家なのでもうすこし女の人を活躍させてもいいような気がするが何か特別な理由があるのかなと。これ程の作品を連発しているのにあまり有名でないようだしこれといった賞もとっていないのはワタシが知らないだけなのか辞退しているのか、折角のなのでもっと多くの人に読んでもらいたいと考えるのだが。
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始祖鳥記 飯嶋和一
こういう一代記的なものはあまり趣味ではないのだが結構良かった。今まで読んできて飯嶋和一という作家は余程武士と言うものが嫌いなようで糞侍という言葉が一般的にいう武士の事の様で、基本的にマヌケな糞侍が行う政治によって被害をうけるその他の人々そしてその中にいるヒーローの話でこれがなかなか読ませる作品ばかりの様で、また借りる事になりそう。しかし自由がテーマの話は何度読んでも楽しいし勇気付けられるが我が身を振り返るとガックリしてしまうのが難点。
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黄金旅風 飯嶋和一
雰囲気も出ていて悪くないんだが、主役がどうもよくあるパターンの人物でしかもチョッと偉大すぎて話がすべて平左衛門の手の中で踊っているような印象が残ってしまったのは残念。物語の場所が以前勤めていた会社の辺りで火事の場面など頭の中で情景が結構リアルに浮かんできて、とくに才介の大活躍までは大変よかった。物語を覆っているものはひじょうにカッコいいんだがストーリーは平凡でテレビ時代劇とあんまり変わらないように自分には感じてしまった。読む前に勝手に海洋冒険活劇的なものを想像していたのが良くなかったんだろうな。もう少し一般の町の人々も描いて欲しかったし女性が殆ど出て来ないのは意識的なのか分からないがでも面白いのは事実なので他の作品も楽しみに出来るのは嬉しい。
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出星前夜 飯嶋和一
以前週刊ブックレビューに作者が出演していてなかなか面白そうでこれは読まねばと思っていたんだが、すっかり忘れていてたまたま先日図書館で見つけ三日かけて読んでしまった。事前の情報は島原の乱が書かれているという事しか覚えておらずこの作者の作品も初めてなので慣れるのに時間がかかってしまった。長崎には6年ほど住んでいて島原半島にも月に半分は行っていたのでまずは小説の中に出てくる特に有家の人々が標準語を話すのにどうしても違和感を感じてしまい”あの社長がこんな話し方をしたら笑うなあ”とかくだらないことが頭によぎってしまいなかなか入り込めず。途中まではまあよくみんなしゃべるよなと思うぐらい長いセリフが続くが作風なのかもと考えながら読み進み中盤から速度をあげ後は一気読み。たぶん原城なんて現地の人か歴史マニアぐらいしか知らないだろうし原城跡も高台の公園にしか見えないが機会があればまたぜひ行ってみたいそれこそかなり印象もちがうだろうな。今考えてみると当時もっと歴史的な事に興味をもっていればと非常にもったいない事をした。まあ大体そういうもんだけど。
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