汝ふたたび故郷へ帰れず
汝ふたたび故郷へ帰れず 飯嶋和一
怒涛の飯嶋和一作品月間が終わってしまった。この作品はまさにブレイク前夜と言うところでそれでもボクシングにはあまり詳しくない自分にも映像のように情景が浮かんできてストレートなケレンのないいい作品だった。以前鹿児島に住んでいて奄美大島や種子島には何度か行ったことがあったが、宝島については全く知らず勝手に奄美の情景を浮かべながら読みつつ相変わらず行っておけばよかったといまさらながら後悔。しかし飯嶋和一の新作があと何年かは読むことは出来ないと思われるのがなにかガックリするものがあり、とくに「神無き月十番目の夜」がここ何年かの自分にとってベストワンではないかと思えるほどの衝撃だったので、次に読むのが例の佐藤正午になりそうな感じだがはたして面白く思えるのだろうか心配だ。
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